ご挨拶
30年に亘り、1万5千人もの社会的弱者を救済した榊原弱者救済所が半田市鴉根の丘にありました。
明治から昭和初期にかけてのことです。この救済所は民営としては、日本初、日本最大のものと聞いています。
そんな歴史遺産ともいえる貴重な場所が長く埋もれていました。地元のごく一部の人しか、その存在を知りませんでした。半田市のみならず日本の社会事業にとっても貴重な偉業があった記念すべき場所ですのに、まったく遺憾なことでした。
数年前、それに気づいた人たちを中心に、保存事業を立ち上げました。
そして、半田保護司会、はんだ郷土史研究会、鴉根区、半田市が四位一体となり市民協働事業として「榊原弱者救済所跡」を保存する事業を始めることができました。
半田市が鴉根ちびっ子広場に隣接した竹林を提供してくれました。そこはもともと、榊原救済所の一部です。みなさんで力を合わせて竹林を開墾。「榊原弱者救済所跡公園(鴉根史跡公園)」を造ることができました。
私たちは亀三郎翁の偉大な福祉の精神をこの地に残すため、榊原弱者救済所跡保存会を結成しました。今後とも精一杯、亀三郎翁の心と、この史跡公園を守るためにがんばって参ります。
どうぞ、お力を貸しくださいますようお願いいたします。
榊原弱者救済所跡保存会
会長 田中 清朗
●ボランテイアガイドを募集しています。
史跡公園を見学に来られる方に救済所とその歴史を説明してくださるガイドを募集しています。
ご希望の方は、榊原弱者救済所跡保存会の田中、または、前田までお知らせください。
研修(無料)をしていただき、どなたでもガイドができるよう親切に指導します。地域貢献の一環としてご参加ください。