4月12日(日)鴉根区のまつり。いつものように子ども神輿が町内を練り歩く。
その終着地は榊原弱者救済所跡公園である。
「祈念碑」の前を行く4台の神輿は富山刑務所で造られたものだ。
受刑者たちが丹精込めて造った神輿が、出獄者保護をした救済所を練り歩く。
象徴的な光景だ。
昨年、華々しく開催した「亀三郎まつり」は、今後、隔年開催にした。その方が長く安定して開催を継続できるだろうとの考えからだ。
継続は「まつり」ではない。「まつり」は手段であって、本筋は「亀三郎の弱者救済の心」の伝承である。
公園の隅に、旧の救済所から飛んで来て、自然に根付いた「桜」が咲いていた。
植物はしぶとい。この精神で亀三郎の心も広く飛ばしたい。