「三河湾サミット」のイベントに一龍斎貞花さんが講師で呼ばれていた。
このサミットは三河湾を囲む、西尾市、岡崎市、南知多町が共同で湾を利用した町おこしをしようと協議、協働するもののようだ。
貞花さんの他は徳川家の宗家18代当主・徳川恒孝氏の講演。徳川のお殿様と講談師のダブル講演会とは痛快だ。
当保存会の田中会長と会場の西尾市文化会館に行った。
まずは楽屋へ直行。貞花さんにご挨拶。11月15日の半田公演を改めてお願いした。
貞花さんは気さくな方で、当たり前だがお喋りが上手。出番前だからと遠慮するぼくたちを引き止めて座談。楽しかった。
楽しかったのは、本物の講談。小さな体の貞花さんだが、舞台が狭く感じるほどの熱演。
「本当の講談を直に聴いたことのない方もいらっしゃるだろうから」と、『吉良上野介』の一説を口演!
実は田中さんもぼくも直で講談を聴くのは初めて。面白い! 夢中で聴いた。
『吉良上野介』がこんなに面白いのなら、『榊原亀三郎』はどれほど良いのだろう。
11月15日が楽しみである。