遠く静岡県から榊原弱者救済所跡を見学においでいただいた。
静岡県川根本町更生女性会ご一行、27名である。
あいにくの雨模様だったが、史跡公園にみなさんが到着するころには雨はほとんど上がり、やれやれ。ご一行は中型の観光バスで来たが、それでも現地まで入れず、県道で下車。バスは半田更生園の駐車場へ待機する。これの解消が課題だ。
現地では前田利行が説明役。ご質問にも的確に答えていて、ガイドにもすっかり慣れた感じ。たのもしい。
鴉根区民館に移動、西まさるが少々詳しく、亀三郎と救済所を説明。約40分。
川根本町更生女性会のみなさん、身を乗り出すように聞いてくださっていた。
更生保護、福祉への熱心な姿勢がみえて嬉しい限りだ。
こうして少しでも救済所跡を知る人が増えていってほしい。そして、少しでも多くの方々が、この史跡を維持する意義を口にしてくだされば、永くこの活動が維持できるエネルギーになる。
「更生保護」や「福祉」は地味な課題だ。それに関わることは全くのボランテア。見返りはない。そんなこと、ハナから承知なはずだが、それを長く続けることは楽ではない。鴉根地区のみなさん。榊原弱者救済所跡保存会のみなさん。がんばってほしい。