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平成31年1月20日(日)アイプラザ半田・講堂にて、「榊原亀三郎の偉業と榊原弱者救済所の存在を広める会」を開催。一龍斎貞花・講談「榊原亀三郎物語」ほか、イベント多数。また、知多酒で乾杯する祝賀懇親会も同日に開催。どなたでもお気軽にご参加いただけます。詳しくはパンフレットを。

side-kengaku

榊原弱者救済所跡保存会
愛知県半田市稲荷町2-42
鴉根区民館内 
☎0569-27-7191
上記に不在の時は、下記にお願いします。
☎0569-27-6306(田中)
☎0569-27-6233(前田)

公園までのアクセス
E-mailでのお問い合わせは

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いばりんぼうのカメ
幸せの風を求めて

side-event はんだ郷土史研究会
2025年10月
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4年間、お待たせしました。「亀三郎まつり」4月9日10時から開催です。



 ◎写真は前回(2018年4月)のもの。楽しく、賑やかに行いました。
  今回もがんばって開催します。どうぞご来場ください。

・日時 令和5年4月9日(日)10時~12時ごろ
・会場 鴉根史跡公園・弱者救済所跡地
     (雨天は鴉根区民館ホール)
・内容 各種アトラクション、コーラス。
    半田保護区保護司会がお楽しみクイズ。パネル展
・小宴 寿司など軽食・酒、ドリンク・菓子・鴉根産のタケノコ料理等々
・入場カンパ 千円。
・主催 榊原弱者救済所跡保存会
・共催 半田市・半田保護区保護司会
鴉根区・はんだ郷土史研究会
▽どなたでもご参加いただけます。
 予約など不要です。お友達お誘い合わせの上、現地にお越しください。
▽駐車場は限りがあります。

11月24日、25日は忙しかった。
24日は午前中に武豊町更女会さん、午後は名古屋瑞穂区保護司会さん。25日は東海市更女会さん。その合間に日本福祉大学の学生がひょっこりと。
でも、亀三郎と救済所が注目されていることは嬉しい。「忙しい、しんどい」などと言ってはいられない。

明治のある日、安城農林高校の山崎延吉校長が榊原弱者救済所へやって来て、農地を見た。農園には葉物野菜、ジャガイモが植えてあった。山崎先生はそれを見ると一喝、「この土地に葉物やジャガイモは不向きだ。すぐに大根を植えなさい。サツマイモを植えなさい」。
山崎先生の指導で作物を変えた救済所の農園には立派な大根がたくさん収穫できた。
それを見て驚いたのは成岩町や武豊町の農家の人たち。「なんで鴉根の救済所でこんな立派な大根が出来るのだ!」。周辺の農家の人たちが救済所に視察に来た。プロの農民が大根の栽培方法を救済所の素人に訊きに来たのだ。救済所の大根の品質はプロがたまげるほどのものだったのだ。
そして栽培方法を手に入れた成岩、武豊の農園には立派な大根が育ち、大根の一大名産地になった。有名な武豊の「武豊たくあん」はこれがスタート地点なのだ。

この話を武豊町更女さんにした。不思議そうな顔、嬉しそうな顔の更女さんたちだった。

 9月から10月にかけ、江南市、豊橋市、刈谷市、稲沢市の更生保護女性会のみなさん。そして尾東地区更女会の役員さん、さらに名古屋市東保護区保護司会そして日本福祉大学の学生さんと立て続けに救済所の視察があった。まさに嬉しい悲鳴である。
 従来は救済所跡の現地を案内し、鴉根区民館に移動、そこで西が亀三郎とその偉業をお話しするといった流れだが、最近、力強い味方が出来た。上の写真の15枚のパネル「亀三郎の足跡」である。これは半田保護区保護司会が作ったもので、保護司会が共同使用を認めてくれたものだ。
 パネルは救済所の成り立ちから亀三郎の苦労、奮闘、そして周囲の応援や援助の様子を写真やイラストを多用して分かりやすく描いたものだ。見学者の反応は極めてよく、特に「チャリティー音楽会」や「大根の話」には興味津々の様子。「へえ~、そんなことがあったの」。
 「コロナで延び延びになっていたけど、やはり現地に来てよかった」の声も聞けた。

法務省保護局・宮田祐良局長が鴉根の榊原弱者救済所跡史跡公園を視察に来られた。7月28日午前11時のこと。
この視察の連絡が入ったのは前々日の26日。宮田局長が愛知県出張の隙間をみて「どうしても鴉根に行ってみたい」とのことで急遽、この視察が決まったと聞いた。
愛知県内の訪問先は4ケ所。超過密スケジュールだ。したがって鴉根滞在は「25分でお願いしたい」と事務方。
11時3分頃、ご一行が到着。弥永理絵名古屋保護観察所長も同行されている。
お迎えする方は、半田保護区保護司会の藤條充会長を筆頭に保護司さんが約8名。それに久世半田市長も来て下さった。榊原弱者救済所跡保存会は新美勝会長を先頭に10名ほど。はんだ郷土史研究会も5名が参加。

    *写真左から、西まさる、久世半田市長、宮田保護局長、弥永名古屋保護観察所長、藤條半田保護司会長

時間がないので形式的なセレモニーはすべて省略。保護局長を西まさるが案内、15枚のパネル「亀三郎の足跡」から史跡公園内の「紀念碑」、新美南吉と救済所の関わりなどを説明した。
局長は、「この施設のことは本(『幸せの風を求めてー榊原弱者救済所―』)も読み、あらましは知っていたが、現地に来ることで、亀三郎の弱者救済の息吹に触れることができた。あらためて彼の為した偉大な功績を再認識できた」と感慨深げに語った。
また、紀念碑に91名もの協力者名が刻まれているのを見て、「当時、これだけ多くの地元の人々の支援を得ていたということ。この地方には福祉や弱者救済ということに理解があったということだろうか」と言った。

     *碑の裏面まで回り込んで見る宮田局長

まさに駆け足の鴉根視察。名古屋から45分かけて来て、滞在30分。そして45分かけて次の巡検地へ。「ありがとうございます」と申し上げたい。

 ずらっと並んだ大型パネルは15枚。パネルでみる榊原亀三郎物語である。

 救済所の建設から金原明善、留岡幸助ら日本を代表する社会運動家の来訪など、見応え、読み応え十分の15枚である。
なかには、『幸せの風を求めて 榊原弱者救済所』に書かれていないエピソードもある。
 史跡公園に来られたら、まずこのパネルをご覧になり、それから救済所跡を見学いただきたい。

亀三郎の実績、救済所の実際、こぼれ話などを大型パネル15枚にまとめたパネル展が5月2日(月)~5月31日(火)まで開催されます。場所は半田市役所1Fロビーの展示スペース。入場は無料。半田保護区保護司会主催です。

どうぞ、ご覧下さい。今まであまり表面に出ていない秘話もあります。

令和4年4月3日鴉根区役員3名、保存会メンバー12名、計15名にて史跡公園周辺に、そめい吉野の桜の苗木を植樹しました。昨年も20本植樹しましたが発育不良などあり新しく10本追加しました。稲荷第1,2町内、鴉根第1、2町内各4本づつ植え、名札も取り付けました。以前からの桜に加え、昨年と今年分で1~2年先には史跡公園で桜見が出来ると思います。鴉根区の名所として、又区民の皆様の憩いの場として楽しんでもらえる様成長を願っています。

前田利行、田中清朗


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